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2016年10月11日 (火)

降圧型高力率コンバータの新しい制御方式のご紹介

 技術メモNo. 20160701とNo.20160804で降圧型高力率コンバータの基本特性と基本動作を詳しく説明しました。不連続モードより境界モードの方がピーク電流が小さく損失を抑制できること、しかし境界モードでは軽負荷に対応できないことを説明しました。よって、負荷の重い時は境界モードとし、負荷の軽い時は不連続モードに切り替える方式が適切です。しかし、境界モードと不連続モードでは制御方式が大きく異なるため切り替え点で特性が不連続となり、動作周波数の急変や出力電圧の変動が発生します。
 そこで、境界モードと不連続モードを切れ目なくなめらかに移行できる新しい制御方式を開発し、パワーエレクトロニクス学会の研究会で発表しました。

パワーエレクトロニクス学会第215回定例研究会(2016/10/8)配布資料: 「20161011-1.pdf」をダウンロード

 この方法では2つのタイマを適切に使用することにより出力電圧の定電圧制御を行うだけで自動的に滑らかに動作モードが切り替わります。例えば負荷が徐々に増加した場合、切り替え点に近づくと位相90度付近がまず境界モードとなり、その範囲が徐々に広がり、やがて全範囲で境界モードとなります。

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