2021年10月12日 (火)

パワーエレクトロニクス学会でソフトスイッチングの重要事項を講演します

10月16日(土)13:20~ にパワーエレクトロニクス学会で講演します。
「ソフトスイッチングの基礎とスイッチングの品質について」
というタイトルで、ソフトスイッチングの重要事項を分かりやすく説明します。
オンライン開催で、誰でも無料で参加できます。
良かったら、次のWebページから参加申し込みください。

https://jipe.org/240

2021年5月 7日 (金)

直列共振型DC/DCコンバータ

<読んでほしい人:パワエレ技術者>

平地研究室技術メモNo.20210422で紹介した並列共振型DC/DCコンバータには軽負荷時に効率が低下するという問題点がありましたが、その問題点を改善した回路方式が直列共振型DC/DCコンバータ(下図)です。近年広く使用されるようになったLLCコンバータは直列共振型DC/DCコンバータをさらに改善したもの、と位置づけることができます。本技術メモでは直列共振型DC/DCコンバータを詳しく説明します。

詳しい内容

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2021年4月22日 (木)

並列共振型DC/DCコンバータ

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
並列共振型DC/DCコンバータ(下図)は、電流共振型の絶縁型DC/DCコンバータです。スイッチング損失と高周波ノイズの抑制を期待して1980年代から90年代に広く研究され、実用化されました。しかし欠点も多く、近年はあまり使われません。この方式の欠点を克服するために開発された回路方式が直列共振型であり、それをさらに改良した回路方式が近年広く使用されるようになったLLCコンバータです。新しいDC/DCコンバータの研究のためには1980年代、90年代の古い研究成果も学習する必要があります。

詳しい内容

ダウンロード - 202104221.pdf

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2021年4月16日 (金)

第11回 舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座のご報告

3月20日(土)に予定通りWeb開催いたしました。
---電圧共振・電流共振・LLC・E級スイッチング---
今回も多数ご参加いただき、ありがとうございました。
去年から民間団体の主催するセミナではWeb開催が普通になりましたが、高専でも問題なく公開講座のWeb開催が可能であることが分かりました。公開講座の運営とzoomの操作は電気情報工学科の七森先生が担当されました。
当日の目次をUPします。

ダウンロード - 202104161.pdf

 

2021年1月 6日 (水)

第11回舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス公開講座のご案内

電圧共振・電流共振・LLC・E級スイッチング

日時 令和3年3月20日(土)13:30~16:30
オンライン開催:Zoomミーティングを予定

本公開講座は、昨年3月に京都での開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス対策のため、中止となりました。その後1年近く経過しましたが、新型コロナウイルスはまだ収束しないので、オンラインにて開催させていただきます。昨年度お申し込みいただいた方をはじめ、電圧共振・電流共振に興味のある方はぜひご参加ください。

ソフトスイッチングの主流の回路方式は、電圧共振型・電流共振型から部分共振型に移行してすでに20年以上経過しましたが、近年電流共振の一種であるLLC方式や電圧共振の仲間であるE級スイッチングが注目されています。電圧共振・電流共振はいくつかの欠点があり、あまり使用されなくなりましたが、LLCコンバータはその欠点をうまくおぎなっており、近年広く使われるようになりました。E級スイッチングはDC/DCコンバータの回路方式としては大きな課題があり、実用化例はほとんどありませんでしたが、近年非接触給電の回路方式として注目されています。パワエレ技術者は電圧共振・電流共振の古い回路方式もよく理解した上で、LLCやE級スイッチングの設計・開発に臨む必要があります。

公開講座の詳しいご案内

ダウンロード - 202101061.pdf

20210106

<電流共振型昇圧チョッパ>

2021年1月 5日 (火)

平地研究室技術メモ一覧表

平地研究室技術メモ一覧表のエクセルファイルを提供します。
技術メモの間違いの指摘やコメントなどありましたら連絡下さい。技術相談も歓迎しています。
企業との共同研究や技術サポートも実施しています。お問い合わせ下さい。企業や公設試での出前授業も実施しています。お問い合わせ下さい。
平地のMailアドレス: hirachi.labアットmbr.nifty.com
(アットを@に変更下さい)
ホームページには新しい技術メモ約60件を表示しています。古い技術メモを見る時は該当するカテゴリーを選択いただくと、最も古い技術メモまで表示されます。
最近の技術メモの目次にはハイパーリンクを設けています。目次から該当技術メモにジャンプできます。

平地研究室技術メモ一覧表

ダウンロード - 202101051.xls

 

2021年1月 4日 (月)

フライバックトランス方式DC/DCコンバータ

<読んでほしい人:パワエレ初心者>
フライバックトランス方式(下図)は、絶縁形DC/DCコンバータの多数の回路方式の中で最も部品点数の少ない回路方式であり、安価に製作できるので広く使用されています。この方式は、変圧器の励磁電流を負荷に供給する、という特殊な動作をします。励磁電流の制御方法には連続モード制御と不連続モード制御の2つがあります。不連続モード制御では部分共振の動作が可能であり、スイッチング損失を抑制することができます。

詳しい内容

ダウンロード - 20210104.pdf

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2020年6月13日 (土)

電気学会から電気学術振興賞・著作賞を受賞

私の著書「DC/DCコンバータの基礎から応用まで」が評価されて、電気学会から電気学術振興賞・著作賞をいただきました。光栄です。

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2020年5月19日 (火)

パワーエレクトロニクス導入実験の手引き

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
パワーエレクトロニクスの学習を始める場合、まず最初に簡単な電力変換回路を実際に制作して動作させてみることが効果的です。平地研究室技術メモでは、その手引き書として技術メモNo.20100531、「パワエレ導入実験:チョッパ回路の制作と実験」を公開しています。今回、さらに充実した手引き書を作成しましたので紹介します。FETの特性を調べる簡単な実験から始めて、降圧チョッパを完成させるまで、順を追って実験を進めます。各実験回路の詳細な解析と解説も記載しています。章末ごとに自己学習の課題を設けています。学生や新入社員の教育にご使用下さい。Wordファイルも提供しますので、自由に追記やカットして使い易いように加工してご使用いただいてもOKです。なお、今回の著者は平地ではなく、舞鶴高専のOBです。

「パワーエレクトロニクス導入実験の手引き」

ダウンロード - 202005191.pdf

ダウンロード - 202005191.docx

 

2020年5月 7日 (木)

平地研究室技術メモ動画「励磁電流の重要な性質」

先週、初めて技術メモ動画を作成し、YouTubeにUPしました。下手なプレゼンテーションでしたが、アクセス数が大変多く、驚いています。気分が乗ったので?勢いでもう一つ作りました。以前から、技術メモや公開講座でよく取り上げている変圧器の励磁電流の基本を説明しています。
■平地研究室技術メモ動画 No.20200507「励磁電流の重要な性質」
絶縁形DC/DCコンバータでは変圧器の励磁電流が重要な役割を果たします。平地研究室技術メモ( http://hirachi.cocolog-nifty.com/kh/ )では、励磁電流についてたくさんの説明を掲載しています。この動画では、励磁電流の重要な性質を4つにまとめて分かり易く解説します。
――― 目次 ―――
1.変圧器の基本 No.3~10
2.絶縁形DC/DCコンバータの動作 No.11~20
3.励磁電流の4つの重要な性質 No.21~30
参考文献 No.31
動画再生時間:37分

2020年4月28日 (火)

平地研究室技術メモ動画「昇圧チョッパはなぜ昇圧できるのか?」

新型コロナウイルス対策のため、遠隔授業やWEBセミナーが盛んになっています。私もパワーエレクトロニクス学習用の動画を作ってみました。YouTubeにUPしています。良かったらご利用ください。
平地研究室技術メモ動画 No.20200427「昇圧チョッパはなぜ昇圧できるのか?」
降圧チョッパは入力電圧を切り刻んで出力側に伝えているので、直感的に降圧できそうなことが理解できます。しかし、昇圧チョッパは回路構成を見ただけでは昇圧できる理由が理解できません。この動画では、昇圧のメカニズムにリアクトルの特性が深く関与していること、および、昇圧チョッパは負帰還動作を行っており、それが昇圧できる理由であることを説明します。
――― 目次 ―――
1.昇圧チョッパの動作  No.3~7
2.リアクトルの性質  No.8~20
3.昇圧チョッパの負帰還動作  No.21~29
参考文献  No.30
動画再生時間:37分

2020年4月20日 (月)

E級スイッチングによる昇圧チョッパの概要

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
近年、非接触給電の分野でE級スイッチングが注目されています。E級スイッチングは古くからある技術で、DC/DCコンバータの分野では1980年代に広く研究されました。しかしながら、E級スイッチングにはいくつかの克服の困難な課題があり、DC/DCコンバータの分野で実用化されることはありませんでした。近い将来、非接触給電で実用化されるなら、パワーエレクトロニクスの分野でE級スイッチングが実用化された初めての例となるでしょう。本技術メモではE級スイッチングの理解の一助として、1980年代に広く研究されたE級スイッチングによる昇圧チョッパ(下図)の概要を説明します。

2020年3月17日 (火)

電流共振型降圧チョッパ回路の概要

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
平地研究室技術メモでは、これまでに共振型チョッパ回路を次のように説明しました。電圧共振型昇圧チョッパ回路:No.20191001、電流共振型昇圧チョッパ回路:No.20191021、電圧共振型降圧チョッパ回路:No.20200115。今回はこの分野の最後となる電流共振型降圧チョッパ回路(下図)を説明します。

2020年1月31日 (金)

パワーエレクトロニクス学会から優秀論文賞を受賞

先月開催されたパワーエレクトロニクス学会創立45周年記念行事の表彰式で、平地研究室の次の論文が優秀論文賞を受賞しました。 

小森耕太、平地克也、「フルブリッジ型双方向DC/DCコンバータの2次側短絡によるサージ電圧抑制」、パワーエレクトロニクス学会誌、Vol.41, JIPE-41-20, pp.134-141, 2016

202001311

2020年1月15日 (水)

電圧共振型降圧チョッパ回路の概要

平地研究室技術メモNo. 20191001では電圧共振型昇圧チョッパ、No. 20191021では電流共振型昇圧チョッパを説明しました。本技術メモでは電圧共振型降圧チョッパ(下図)を説明します。なお、電流共振型降圧チョッパは別途技術メモを作成予定です。

2020年1月14日 (火)

「DC/DCコンバータの基礎から応用まで」の誤記修正

平地研究室技術メモをベースにして執筆されたDC/DCコンバータの学習参考書「DC/DCコンバータの基礎から応用まで」は、現在3刷まで重版されています。重版のたびに誤記修正をしておりますが、残念ですが、第3刷にも誤記が見つかっています。以下に各重版の誤記をまとめて示します。よろしくお願いいたします。

ダウンロード - 202001141.pdf

 

2019年12月16日 (月)

第11回舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス公開講座のご案内

電圧共振・電流共振・LLC・E級スイッチング
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日時 令和2年3月21日(土)13:30~16:30
場所 メルパルク京都6階 会議室6 (JR京都駅前)
大変残念ですが、新型コロナウイルス対策のため、本公開講座は開催中止となりました。申し訳ありませんが、舞鶴高専の方針ですのでご了解お願いいたします。ウイルスが沈静化すれば、再度募集したいと思います。(2020/2/26)
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申込締切まであと5日となりました。現在の申込者数は32名で残席は8名です。今からでも間に合いますので、もし良かったらお申し込みをお願いします。(2020/2/17)
 ソフトスイッチングの主流の回路方式は、電圧共振型・電流共振型から部分共振型に移行してすでに20年以上経過しましたが、近年電流共振の一種であるLLC方式や共振型の仲間であるE級スイッチングが注目されています。電圧共振・電流共振はいくつかの欠点があり、あまり使用されなくなりましたが、LLCコンバータはその欠点をうまくおぎなっており、近年広く使われるようになりました。E級スイッチングはDC/DCコンバータの回路方式としては大きな課題があり、実用化例はほとんどありませんでしたが、近年非接触給電の回路方式として注目されています。パワエレ技術者は電圧共振・電流共振の古い回路方式もよく理解した上で、LLCやE級スイッチングの設計・開発に臨む必要があります。
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公開講座の詳しいご案内

ダウンロード - 20191216_1.pdf

5_20191216150901

<電流共振型昇圧チョッパ>

 

 

2019年12月11日 (水)

スイッチ素子ターンオフ時のサージ電圧発生メカニズム

ハードスイッチングの電力変換回路では、スイッチ素子のターンオフ時にサージ電圧が発生します(下図)。発生の原因は多くの場合、スイッチ素子近傍のインダクタンス成分の影響で、スイッチ素子の寄生容量が過大に充電されることによるものです。本技術メモでは昇圧チョッパを使って実験し、スイッチ素子ターンオフ時のサージ電圧発生メカニズムを詳しく検討します。
詳しい内容

2019年11月 5日 (火)

舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス初心者講座

11月2日(土)に予定通り開催しました。

<<舞鶴高専パワーエレクトロニクス初心者講座>>

◆演習によるリアクトル・トランスの徹底理解とDC/DCコンバータ入門

多数ご参加いただき、熱心に演習に取り組んでいただきました。

「初心者講座」は初めての試みでしたが、アンケートではほとんどの人から「とても参考になった」と回答いただきましたので、今後も初心者向けの講座を計画したいと思います。

ただし、初心者講座というネーミングはあまり評判が良くなかったので、次回は「平地研究室パワーエレクトロニクス基礎講座」という名称で開催したいと思います。ご期待ください (^o^)

 

2019年10月21日 (月)

電流共振型昇圧チョッパ回路の概要

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
前回の技術メモ(No.20191001)では、電圧共振型昇圧チョッパ回路の概要を紹介しましたが、今回はそれと対称の関係にある電流共振型昇圧チョッパ回路(下図)の概要を紹介します。LとCに共振電流が流れることは電圧共振型と同じですが、電圧共振ではスイッチ素子の電圧が正弦波の一部になったのに対し、電流共振ではスイッチ素子の電流が正弦波の一部になり、電圧は方形波です。そのため、スイッチ素子の寄生容量と共振用リアクトルの間で高周波の激しい振動が発生し、対策が必要となります。また、軽負荷時もスイッチ素子には大きな電流が流れ、効率が低下します。実用的価値はあまりないかもしれませんが、電流共振型の特徴がよく分かるので、ソフトスイッチングの基礎知識として、この回路の概要はぜひ理解しておくべき、と思います。

詳しい内容

ダウンロード - 201910211.pdf

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2019年10月 1日 (火)

電圧共振型昇圧チョッパ回路の概要

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
ソフトスイッチングの主流の回路方式は、電圧共振・電流共振から部分共振に移行してすでに20年以上経過しましたが、近年電圧共振の仲間であるE級スイッチングや電流共振の一種であるLLC方式が注目されています。パワエレ技術者は電圧共振・電流共振の古い回路方式もよく理解しておく必要がありそうです。本技術メモでは電圧共振の基本回路である電圧共振型昇圧チョッパ回路(下図)の動作原理と特性の概要を説明します。

詳しい内容

ダウンロード - 201910011.pdf

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2019年9月18日 (水)

アクティブクランプ方式1石フォワード型DC/DCコンバータの長所のご紹介

<読んでほしい人:パワエレ初心者>
平地研究室技術メモではこれまで、アクティブクランプ方式1石フォワード型DC/DCコンバータ(下図)について、ソフトスイッチングの難しさや負方向の直流励磁など、アクティブクランプ方式の欠点を詳しく説明してきました。しかしながら、アクティブクランプ方式は総合的に見て優れた回路方式であり、通常の1石フォワード方式にはない沢山の長所があります。今回は長所をまとめて紹介します。

詳しい内容

ダウンロード - 201909181.pdf

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2019年9月17日 (火)

第10回 舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス公開講座のご報告

 予定通り8月31日に第10回舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス公開講座を実施しました。今回も多数ご参加いただき、沢山の質問やご意見もいただき、まことに有り難うございました。当日の目次をUPします。次回は2020年3月21日(土)を予定しています。詳細は12月の初めに案内しますので、よろしくお願いいたします。

ダウンロード - 201909171.pdf

 

2019年8月19日 (月)

舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス初心者講座のご案内

演習によるリアクトル・トランスの徹底理解とDC/DCコンバータ入門

日時 令和元年11月2日(土)10:30~16:30(昼食休憩1時間)
場所 メルパルク京都6階 会議室4 (JR京都駅前)

 このたび、平地研究室ではパワーエレクトロニクス初心者講座を計画しました。
 これまでのパワーエレクトロニクス公開講座とは異なり、初心者を対象としてDC/DCコンバータの基礎を分かり易く説明します。特に、DC/DCコンバータで重要な働きをするリアクトルとトランスの動作について詳しく学習します。説明だけでなく、演習をたくさん行い、理解を深めていただきます。
 DC/DCコンバータの基礎からの学習を希望される方が身近におられましたら、ぜひご紹介いただきたく、お願いいたします。

公開講座の詳しいご案内

ダウンロード - 201908191.pdf

 

2019年8月11日 (日)

アクティブクランプ方式1石フォワード型DC/DCコンバータの負方向の直流励磁

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
前回の技術メモ(No.20190805)では、アクティブクランプ方式1石フォワード型DC/DCコンバータには2つの「負帰還機能」があり、出力電圧とクランプ電圧が自動的に唯一の安定動作点で動作することを説明しました。実は、この回路方式にはさらにもう一つの負帰還機能があります。漏れインダクタンスによるクランプコンデンサへの充電電流が励磁電流に負帰還されてクランプコンデンサの電圧を安定化させます。その結果励磁電流に負方向の直流成分が発生します。

詳しい内容

ダウンロード - 201908111.pdf

 

2019年8月 5日 (月)

DC/DCコンバータの負帰還動作

<読んでほしい人:パワエレ初心者>
一般にDC/DCコンバータには、特定の動作条件に対して唯一の安定動作点があります。大きな外乱が与えられて一時的に動作点が変化しても、自動的に安定動作点に復帰するように負帰還機能が働きます。通常のDC/DCコンバータでは、出力電圧の負帰還機能により安定動作点が決まりますが、アクティブクランプ方式1石フォワード形DC/DCコンバータでは、出力電圧以外にクランプ電圧にも負帰還機能があります。DC/DCコンバータの動作解析では負帰還機能の確認が必要です。

詳しい内容

ダウンロード - 201908051.pdf

 

2019年7月16日 (火)

フォワード型DC/DCコンバータのターンオフ時の動作:1石式と2石式の相違

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
フォワード型DC/DCコンバータには、スイッチ素子を1つ使用した1石式と2つ使用した2石式があります。1石式も2石式も動作原理は同じであり、特性も良く似ていますが、スイッチ素子のターンオフ時の特性には大きな違いがあります。1石式ではスイッチ素子に、変圧器の漏れインダクタンスに起因する大きなサージ電圧が発生します。2石式では変圧器の漏れインダクタンスに蓄積されたエネルギーを効率良く電源に回生することができます。したがって、1石式は大きな容量のDC/DCコンバータには適しませんが、2石式では数kWクラスの大きな容量のDC/DCコンバータを容易に構成することができます。

詳しい内容

ダウンロード - 201907161.pdf

 

2019年5月10日 (金)

第10回舞鶴高専平地研究室公開講座のご案内

フォワード型DC/DCコンバータの基礎から応用まで

日時 令和元年8月31日(土)13:30~16:30
場所 メルパルク京都4階 研修室5 (JR京都駅前)

 フォワード型DC/DCコンバータは、数10Wクラスから数kWクラスまで、いろんな用途に広く用いられています。1石式は「ソフトさ」が低く、小容量に限定されますが、アクティブクランプ方式とすると数kWクラスまで使用可能となり、近年では車載DDコンなどにも用いられています。2石式も数kWクラスに対応できます。
 フォワード型はブリッジ型やフライバックトランス型と比べて様々な長所があり、適切に使用すれば大きな効果が得られます。一方、変圧器の励磁電流のふるまいを初め、この回路方式特有の難しさがあり、よく理解して設計する必要があります。本公開講座では、フォワード型の基礎から応用までを分かり易く、そして詳しく、説明します。

公開講座の詳しいご案内

ダウンロード - 20190510.pdf

 

2019年5月 8日 (水)

ギャップの位置が漏れインダクタンスに与える影響

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
変圧器の漏れインダクタンスは1次側と2次側の双方に存在します。しかし、通常のDC/DCコンバータでは、漏れインダクタンスが1次側2次側どちらに存在しても、特性にほとんど影響を与えないので、両者の大小関係を意識することはありません。しかし、LLCコンバータでは1次側の漏れインダクタンスだけが励磁インダクタンスと直列に接続されてコンデンサと共振する、という動作モードが存在し、1次側2次側の大小関係がDC/DCコンバータの特性に影響を与えます。変圧器の鉄心にEIコア(下図)を使う場合は、漏れインダクタンスに1次側と2次側で大きな差が発生する場合があり、配慮が必要です。

ダウンロード - 201905081.pdf

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2019年5月 7日 (火)

cocologの不具合と第9回公開講座の御報告

 Niftyのブログシステムcocologは3月19日に全面リニューアルされたのですが、不具合が多く、画像ファイル以外のファイルはアップロードできなくなっていました。やっと連休前にこの不具合が解消され、pdfファイルがUPできるようになり、平地研究室技術メモの更新ができるようになりました。ということで、大変遅くなりましたが、第9回舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス公開講座「DABコンバータの基礎から応用まで」の目次と写真をUPします。

ダウンロード - 201905071.pdf

 

 

2019年2月13日 (水)

第9回 舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス公開講座のご案内

第9回 舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス公開講座「DABコンバータの基礎から応用まで」の申し込み締め切りまであと10日となりましたが、現在の申込者は29名で、まだ11名の残席があります。DABコンバータに興味のある方はぜひご参加ください。

2019年2月12日 (火)

DABコンバータを用いたシングルステージコンバータ

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
容量の大きなPFCコンバータは、昇圧チョッパやPWMコンバータのように入力部にリアクトルを有する電力変換回路で構成されることが通例ですが、それとは異なる回路構成のDABコンバータでも、制御方法を工夫すればPFCコンバータとして動作させることができます。しかし、入力電圧変動に弱いDABコンバータをPFCコンバータとして適切に動作させるにはさらに工夫が必要です。本技術メモでは、DABコンバータにPFC機能を持たせるための制御方法と特性を改善するための方法を説明します。 
詳しい内容 → 「20190212-1.pdf」をダウンロード

2019年1月 8日 (火)

DABコンバータの片側PWM制御について

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 前回の技術メモ(2018年11月12日)では、DABコンバータの2つの短所とその対策を各種紹介しました。そのうち「片側PWM制御」は有力な方式として注目されており、多数の研究機関で広く研究されています。本技術メモでは片側PWM制御の動作モードとソフトスイッチングの可否について分かりやすく説明します。
詳しい内容 → 「20190108-1.pdf」をダウンロード
シミュレーションに用いたサーキットファイル → 「20190108-2.cvt」をダウンロード
「20190108-2.shp」をダウンロード

 なお、3月23日(土)開講予定の第9回 舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス公開講座「DABコンバータの基礎から応用まで」では、DABコンバータの基礎から応用、および最新の研究動向を分かりやすく紹介します。DABコンバータに興味のある方はぜひご参加下さい。
詳しい内容 → 「20190108-3.pdf」をダウンロード

2018年12月 5日 (水)

第9回 舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス公開講座のご案内

DABコンバータの基礎から応用まで

 

日時 平成31年3月23日(土)13:30~16:30
場所 メルパルク京都4階 研修室3 (JR京都駅前)
詳しい内容と申し込み方法 → 「20181205-1.pdf」をダウンロード

 

DABコンバータは、古くからあるDC/DCコンバータの回路方式ですが、近年「再発見」されて内外の研究機関で広く研究されています。双方向の電力変換が可能であること、およびソフトスイッチングを実現できることから、電池の充放電やモータの力行・回生動作を伴うシステムに適しています。そのため、近年注目されている新エネルギーシステム、電気自動車、マイクログリッド、などの分野への応用が期待されています。今回の公開講座では、DABコンバータの基礎から応用まで、そして最新の技術動向を詳しく説明します。

2018年11月28日 (水)

平地研究室技術メモ一覧表

平地研究室技術メモ一覧表: 「20181128-1.xls」をダウンロード

間違いの指摘やコメントなどありましたら連絡下さい。技術相談も歓迎しています。
企業との共同研究、受託研究、技術サポートも実施しています。お問い合わせ下さい。
企業や公設試での出前授業も実施しています。お問い合わせ下さい。
平地のMailアドレス: hirachiアットmaizuru-ct.ac.jp (アットを@に変更下さい)
電話番号: 0773-62-5600(内線8960に接続依頼してください)

ホームページには新しい技術メモ約70件を表示しています。古い技術メモを見る時は該当するカテゴリーを選択下さい。最も古い技術メモまで表示されます。
今年の技術メモの目次にはハイパーリンクを設けました。目次から該当技術メモにジャンプできます。古い技術メモにも時間ができれば設けます。

2018年11月12日 (月)

DABコンバータの2つの短所とその対策

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 下記に示すDAB(Dual Active Bridge)方式双方向DC/DCコンバータ(略してDABコンバータ)は入出力の電圧変動に弱く、ソフトスイッチングの失敗を招きます。また、逆流電力が発生して効率を低下させます。これら2つの短所の対策として多くの新しい制御方式が提案されています。本技術メモでは2つの短所の原因と対策を紹介します。
詳しい内容 → 「20181112-1A.pdf」をダウンロード
シミュレーションに用いたサーキットファイル → 「dab_converter.cvt」をダウンロード
「dab_converter.shp」をダウンロード

2019/1/6 改訂A: 表1のL2容量の誤記修正 (修正前)25μH、(修正後)12.5μH

2019/1/6: シミュレーションに用いたサーキットファイルを提供。
1

2018年10月 1日 (月)

DABコンバータの研究開発動向(LLCコンバータとの比較)

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 平地研究室技術メモNo.20180618で、DC/DCコンバータの分野では、現在最も研究が盛んなのはLLCコンバータであることを説明しましたが、その次に研究が盛んなのはDABコンバータです。LLCもDABも昔からある回路方式ですが、最近「再発見」されて広く研究されるようになりました。LLCコンバータはすでに数10W~200Wクラスで広く実用化されており、近年は数kWクラスへの応用が研究されています。逆にDABコンバータは本格的な実用化はまだこれからであり、当初は数100kWの大きなシステムへの応用が検討されていましたが、最近はLLCと同じく数kWクラスへの応用も研究されています。
詳しい内容 → 「20181001-1.pdf」をダウンロード

2018年9月12日 (水)

LLCコンバータのインターリーブ運転について

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 LLCコンバータは数10W~200W程度の小容量の電源装置として使用されてきましたが、近年は数kWクラスの大きな容量への展開が広く検討されています。その場合、LLCコンバータの出力リプル電流の抑制が一つの重要な課題となります。リプル電流抑制には、2台またはそれ以上のコンバータをインターリーブ運転させると大きな効果があります。インターリーブ運転では複数のコンバータの出力電流を平衡させる必要がありますが、LLCコンバータでは通常のDC/DCコンバータとは平衡運転の原理と実現手法が大きく異なります。
詳しい内容 → 「20180912-1.pdf」をダウンロード

2018年9月 3日 (月)

第8回 舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス公開講座のご報告

 以下の内容で、第8回舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座を実施しました。今回も多数ご参加いただき、沢山の質問やご意見もいただき、まことに有り難うございました。次回は春休みの2019年3月23日(土)を予定しています。詳細は12月の初めに案内しますので、よろしくお願いいたします。

第8回 舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス公開講座
LLCコンバータの基礎から応用まで

日時:2018/9/1(土)13:30~16:30
会場:メルパルク京都(JR京都駅前)

--- 目次 ---
1.LLCコンバータの概要 pp.4-21
2.LLCコンバータの動作 pp.22-49
3.LLCコンバータの設計方法 pp.50-65
4.新しい回路方式・制御方式 pp.66-109
<附録> 励磁電流の重要な性質 pp.111-121

2018年7月11日 (水)

第8回 舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス公開講座のご案内

第8回 舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス公開講座「LLCコンバータの基礎から応用まで」の申し込み締め切りまであと約2週間となりましたが、現在の申込者は35名で、あと5名ほど残席があります。LLCコンバータに興味のある方は申し込みください。

定員に達しましたので申し込み受け付けを締め切らせていただきました。多数のお申し込みをいただき、ありがとうございました。

2018年7月 9日 (月)

パワーエレクトロニクスの学術分野における中国の躍進について

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 平地研究室技術メモNo.20180618、「LLCコンバータの研究開発動向」では、LLCコンバータの論文数は中国が一番多いこと、近年中国はパワーエレクトロニクスの研究に力を入れていることを説明しました。そこで今回、パワーエレクトロニクス関係の最も有力な論文誌の論文数をカウントすることにより、中国のパワエレ分野の発展の様子を数字で確認することを試みました。国別論文数の推移を30年分調査することにより、パワーエレクトロニクスの学術分野における中国の急速な発展が明確になりました。
詳しい内容 → 「20180709-1.pdf」をダウンロード

2018年6月18日 (月)

LLCコンバータの研究開発動向

<ブログ本文>
タイトル:LLCコンバータの研究開発動向
カテゴリー:DC/DCコンバータ
<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 LLCコンバータ(下図)はDC/DCコンバータの分野で現在最も研究が盛んな回路方式です。古くから知られた回路方式ですが、広く研究されるようになったのは最近です。20年以上前に日本企業によって優れた研究発表が行われていますが、近年はもっぱら海外の研究機関により多数の論文が発表されています。現在LLCコンバータは家電用またはOA機器用として、数十W~百数十Wの容量で広く使われていますが、最近はもっと大きな容量をねらった研究が増加しており、車載充電器や太陽光発電などの用途で数kWクラスを想定した論文が多数発表されています。
詳しい内容 → 「20180618-1.pdf」をダウンロード

 なお、2018/9/1開講予定の第8回 舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス公開講座「LLCコンバータの基礎から応用まで」ではLLCコンバータの基礎から応用、および海外の研究報告を多数紹介します。初めて参加される方にもよく理解いただけるように、基礎に立ち返りながら、わかりやすく説明します。興味のある方はご参加下さい。

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2018年5月15日 (火)

第8回 舞鶴高専平地研究室パワーエレクトロニクス公開講座のご案内

LLCコンバータの基礎から応用まで

日時 平成30年9月1日(土)13:30~16:30
場所 メルパルク京都4階 研修室5 (JR京都駅前)
詳しい内容と申し込み方法 → 「20180515-1.pdf」をダウンロード

定員に達しましたので申し込み受け付けを締め切らせていただきました。多数のお申し込みをいただき、ありがとうございました。

前回(第7回)の公開講座ではLLCコンバータを説明しましたが、前回に引き続き今回もLLCコンバータを取り上げます。前回あまり説明できなかった、各社の制御 ICの機能や最近の研究動向も詳しく説明します。LLCコンバータは国内よりも海外で研究がさかんであり、海外の研究報告を多数紹介します。初めて参加される方にもよく理解いただけるように、基礎に立ち返りながら、わかりやすく説明します。

2018年5月 2日 (水)

各種回路方式の「ソフトさ」比較

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 技術メモNo.20160131「DC/DCコンバータの評価指標”ソフトさ”の提案」で説明したように、DC/DCコンバータの回路方式の選択では、ハードスイッチング/ソフトスイッチングの2者択一の考え方ではうまくいきません。個々の回路方式の「ソフトさ」を詳しく比較する必要があります。先日、電源システム技術シンポジウム(日本能率協会主催、2018/4/20、at幕張メッセ)での講演で、「各種回路方式のソフトさ比較表」を紹介しました。本技術メモでは、比較表を少し充実させましたので報告します。
詳しい内容 → 「20180502-1.pdf」をダウンロード

2018年4月 7日 (土)

LLC方式DC/DCコンバータのデッドタイム設計方法

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 LLC方式DC/DCコンバータ(LLCコンバータ)はソフトスイッチング実現のためにデッドタイム(DT)の調整が必要です。本技術メモではデッドタイムの役割、不適切な場合のソフトスイッチング失敗のメカニズム、適切なデッドタイムの計算方法を説明します。
詳しい内容 → 「20180508-1.pdf」をダウンロード
(2018/5/8 改訂)
 

2018年4月 1日 (日)

ご連絡

私事で恐縮ですが、3月をもって舞鶴高専の定年となり、4月から肩書きが少し変わり、
舞鶴高専名誉教授 電気情報工学科特任教授
となりました。
仕事の内容はあまり変わらず、今後もパワーエレクトロニクスの教育と研究につとめます。

2018年3月27日 (火)

第7回 舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座のご報告

 以下の内容で、第7回舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座を実施しました。今回も多数ご参加いただき、沢山の質問やご意見もいただき、有り難うございました。次回は夏休みに実施します。詳細は5月の初めに案内しますのでご期待ください。(*^-^)

第7回 舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座
LLC方式DC/DCコンバータ
◆◆基礎・応用・最新技術動向◆◆

日時:2018/3/24(土)14:00~17:00
会場:メルパルク京都(JR京都駅前)

--- 目次 ---
1.LLC方式の概要
2.LLC方式の基本動作
3.LLC方式の設計方法
4.LLC方式の非正常動作
5.最近の技術動向

附録:DC/DCコンバータの基礎

2018年3月 1日 (木)

LLCコンバータの出力電圧制御特性の改善方法

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 LLCコンバータ(下図)は出力電圧の制御範囲が狭く、通常は出力電圧の広範な制御を必要としない用途に使用されます。しかし、LLCコンバータは質の高いソフトスイッチングを実現できるので、その特長を生かして様々な用途への適用が検討されています。そこで、出力電圧の広範な制御が必要とされる用途にも使用できるように、制御特性の改善方法が広く研究されています。ここでは新しい制御方式を3件を紹介します。
詳しい内容 → 「20180301-1.pdf」をダウンロード
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2018年2月28日 (水)

電源システム技術シンポジウム

電源システム技術シンポジウム「D5 チュートリアル」で講演します。

題名:ソフトスイッチングの常識と現実:正しい設計のために
場所:幕張メッセ・国際会議場
日時:4月20日(金)10:00 - 12:45

良かったらご参加ください。

2018年2月 2日 (金)

LLCコンバータの設計用ワークシート改良版

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 平地研究室技術メモNo. 20171211「LLCコンバータの設計方法」にてLLCコンバータの設計用ワークシートを提供しましたが、少し改良しましたので紹介します。

設計用ワークシート改良版 → 「20180202-1.xlsx」をダウンロード
詳しい説明 → 「20180202-2.pdf」をダウンロード
下図のように、次の3つの条件での出力電圧の周波数特性を同時に描画できます。

  ① 出力電圧が最大となる条件(入力電圧最大、出力電流最小)
  ② 定格入出力条件
  ③ 出力電圧が最小となる条件(入力電圧最小、出力電流最大)
このワークシートを使うと選択した定数が仕様を満足するか否か、容易に判別できます。

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2018年1月24日 (水)

平地研究室技術メモが本になりました

平地研究室技術メモが本になりました。
「DC/DCコンバータの基礎から応用まで」、発行所:電気学会、発売元:オーム社
目次: 「20180124-1.pdf」をダウンロード
概要: 「20180124-2.pdf」をダウンロード
購入先: アマゾン 電気学会

平地研究室技術メモをベースに執筆されていますが、基礎から応用までをわかりやすく体系的に学習できるように構成されています。平地研究室技術メモは、その時の状況に応じて順不同に執筆されているので、体系的な学習には向いていませんが、この本はその欠点を補っています。また、平地研究室技術メモでは抜けている重要事項も書き加え、DDコンの全体像を学習できるように構成されています。さらに、各章の末尾に練習問題を配置し、理解を確認しながら読み進むことができます。DDコン関係者の皆様はぜひご購入を検討ください。

2018年1月 5日 (金)

磁気結合付き4相インターリーブ降圧チョッパの48V→12V動作

 近年、容量の大きなチョッパ回路の分野で、磁気結合を有する多相インターリーブ方式が広く研究されています。この方式では相数に応じて最適動作点が存在し、2相ではスイッチ素子の通流率0.5が最適動作点であり、リアクトルとコンデンサのリプル電流をほとんど0Aに抑制することができます。4相では通流率0.25が最適動作点の1つであり、例えば48Vを12Vに降圧する場合は4相インターリーブ方式を採用すると装置の小型化と効率の向上が期待できます。したがって、近年自動車業界で注目されている48Vマイルドハイブリッドシステムでは、4相インターリーブ(下図)が有力な回路方式となります。本技術メモでは、磁気結合付き4相インターリーブ降圧チョッパの最適動作点でのリプル電流抑制の原理を説明し、シミュレーションと実験での確認結果を紹介します。
詳しい内容 → 「20180105-1.pdf」をダウンロード
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2017年12月11日 (月)

LLCコンバータの設計方法

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 平地研究室技術メモNo.20170926では、正弦波近似法によるLLCコンバータの出力電圧計算式の導出方法を説明しました。この式は近似式なので、実際の設計ではシミュレーションによる確認を経て最終決定することになります。本技術メモでは正弦波近似法とシミュレーションによるLLCコンバータの具体的な設計方法を説明します。正弦波近似法を用いたLLCコンバータ設計用ワークシートとシミュレーションに用いるサーキットファイルも提供します。

詳しい内容 → 「20171211-5.pdf」をダウンロード

設計用ワークシート → 「20171211-3.xlsx」をダウンロード
サーキットファイル → 「20171211-4.cvt」をダウンロード 「20171211-4.shp」をダウンロード

 なお、2018/3/24開講予定の第7回 舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座「LLC方式DC/DCコンバータ◆◆基礎・応用・最新技術動向◆◆」では、LLCコンバータを詳しく説明します。興味のある方はご参加下さい。

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    LLCコンバータ(ハーフブリッジ型)

2017年11月30日 (木)

第7回 舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座のご案内

LLC方式DC/DCコンバータ
◆◆基礎・応用・最新技術動向◆◆

日時 平成30年3月24日(土)14時~17時
場所 メルパルク京都4階 研修室5 (JR京都駅前)
詳しい内容と申し込み方法 → 「20171130-2.pdf」をダウンロード

定員に達しましたので申し込み受け付けを締め切らせていただきました。多数のお申し込みをいただき、ありがとうございました。

【概要】 今回はLLCコンバータに的を絞り、基礎から応用まで、そして最新の技術動向を詳しく説明します。
【基礎】 動作原理、設計式の導出、共振回路の計算方法、動作周波数変動範囲の計算方法、負荷変動時の動作、垂下特性、など。
【応用】 ソフトスイッチングの可否、過負荷時の動作と対応、電源電圧変動対応、など。
【最新技術動向】 国内国外で最近発表された論文から、参考になる技術を多数紹介します。

2017年9月26日 (火)

LLCコンバータの出力電圧計算式

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 LLCコンバータ(下図)は回路構成は簡単ですが動作は複雑で、出力電圧の直接の計算は困難です。そこで、回路各部の電圧電流波形を正弦波で近似し、正弦波交流回路で等価回路を構成します。正弦波交流回路なら複素数計算を使用できるので、出力電圧計算式を導出することができます。この手法はいろんな論文で紹介されていますが、パワエレ初心者が理解できるように、導出過程のすべてを正確に紹介した論文は見当たりません。本技術メモでは、導出過程のすべてを正確に紹介すると同時に、この手法によって生じる計算誤差を説明します。
詳しい内容 → 「20170926-1.pdf」をダウンロード
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2017年9月 8日 (金)

位相シフトフルブリッジ方式のデューティーサイクルロスについて

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 位相シフトフルブリッジ方式DC/DCコンバータでは、変圧器の1次巻線に直列接続されたリアクトルに蓄積されたエネルギーを用いてソフトスイッチングを実現します。したがって、このインダクタンスを大きくするほど、ソフトスイッチングの成立領域が広がります。一方、このインダクタンスを大きくすれば「デューティーサイクルロス」が増加し、結果的にDC/DCコンバータの損失が増大します。デューティーサイクルロスとソフトスイッチングはトレードオフの関係にあります。今回の技術メモではデューティーサイクルロスの発生メカニズムとその影響を説明します。
詳しい内容 → 「20170908-1.pdf」をダウンロード

2017年9月 7日 (木)

第6回 舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座のご報告

 先週、予定通り第6回舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座を実施しました。今回も多数ご参加いただき、有り難うございました。今回はフルブリッジ方式に的を絞って詳しく説明しましたが、それでも盛りだくさんの内容となってしまい、予定時間をかなりオーバーしました。次回は改善します。
今回の詳細内容: 「20170907-1.pdf」をダウンロード

次回は春休みに実施します。詳細は12月の初めに案内します。

2017年7月11日 (火)

位相シフトフルブリッジ方式の2次側整流ダイオードのサージ電圧抑制方法

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 位相シフトフルブリッジ方式DC/DCコンバータには2次側整流ダイオードに大きなサージ電圧が発生するという問題点があります。その対策にはサージ電圧の発生メカニズムの正確な理解が必要です。サージ電圧は位相シフトフルブリッジ方式の動作モードが環流モードから伝達モードに切り替わる時(遅れレグの転流動作時)に発生します。本技術メモではまず遅れレグ転流動作時の過渡時の動作モードを詳しく検討し、次にサージ電圧対策としてよく使われているクランプダイオードを挿入する方法の動作原理とその適用限界を説明します。
詳しい内容 → 「20170711-1.pdf」をダウンロード

 なお、2017/9/2開講予定の第6回 舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座「フルブリッジ方式DC/DCコンバータ◆◆基礎・応用・最新技術動向◆◆」では位相シフトフルブリッジ方式を詳しく説明します。「サージ電圧抑制方法」もさらに詳しく紹介します。定員まであと10名ほど余裕がありますので、興味のある方はお申し込み下さい。

2017年6月15日 (木)

位相シフトフルブリッジ方式軽負荷時の励磁電流の振る舞い

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 近年、位相シフトフルブリッジ方式DC/DCコンバータ(下図)は、軽負荷時や微少負荷時でも電力損失を抑制しなければならない用途に使われることが増えています。そのためには、軽負荷時や微少負荷時でもソフトスイッチングを実現する必要があります。軽負荷時にも遅れレグのソフトスイッチングを確保するために、励磁電流を利用することができます。本技術メモでは、軽負荷時における励磁電流の振る舞いとソフトスイッチング動作に与える影響を説明します。
詳しい内容 → 「20170615-1.pdf」をダウンロード

 なお、2017/9/2開講予定の第6回 舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座「フルブリッジ方式DC/DCコンバータ◆◆基礎・応用・最新技術動向◆◆」では位相シフトフルブリッジ方式を詳しく説明します。興味のある方はご参加下さい。

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2017年5月15日 (月)

第6回 舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座のご案内

フルブリッジ方式DC/DCコンバータ
---基礎・応用・最新技術動向---

日時:9月2日(土)14時~17時
場所:メルパルク京都(JR京都駅前)
詳しい内容と申し込み方法→ 「20170515-1.pdf」をダウンロード

【内容】 今回はフルブリッジ方式に的を絞り、基礎から応用まで、そして最新の技術動向を詳しく説明します。
【対象】 ①位相シフトフルブリッジ ②従来型フルブリッジ ③電流型フルブリッジ
3種類のフルブリッジ方式の動作原理と特性比較、および使い分け方法を説明します。
【課題】 遅れレグのソフトスイッチング改善、負荷変動時のソフトスイッチング改善、環流電流による損失の抑制、整流ダイオードのサージ電圧抑制、偏磁防止、電流型のサージ電圧抑制、効率向上、制御性向上、など。それぞれの課題に対して、昔から使われている対策方法と、最近報告された新しい対策方法を紹介します。

2017年5月 1日 (月)

位相シフトフルブリッジ方式の軽負荷時のソフトスイッチング方法

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 位相シフトフルブリッジ方式DC/DCコンバータ(下図)は進みレグと遅れレグの2つのレグでブリッジ回路を構成している。このうち遅れレグのソフトスイッチングは、変圧器の漏れインダクタンスに蓄積されたエネルギーを利用して実現されるので、このエネルギーが小さくなる軽負荷時はソフトスイッチングが困難となる。この場合、変圧器の漏れインダクタンスの代わりに励磁インダクタンスに蓄積されたエネルギーを用いてソフトスイッチングを実現することができる。しかしながら、軽負荷時は平滑リアクトルが電流不連続モードで動作することがあり、その場合は励磁インダクタンスに蓄積されるエネルギーが小さくなり、ソフトスイッチングが困難となる。本技術メモではそのような場合でもソフトスイッチングを実現できる方法を紹介する。

詳しい内容: 「20170501-1.pdf」をダウンロード
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2017年3月31日 (金)

昇圧型1石式境界モード制御高力率コンバータのソフトスイッチング

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 昇圧型1石式高力率コンバータ(昇圧チョッパ方式高力率コンバータ)は最も広く使用されている高力率コンバータであり、これまでに多数のソフトスイッチングの回路方式が提案されてきました。しかしながら、部品点数の増加や導通損失の増大といった問題点があり、実用化された回路方式はほとんどありません。一方、平地研究室技術メモNo.20160501では、部品点数を増やすことなくチョッパ回路のソフトスイッチングを可能とする回路方式を紹介しました。この回路方式を境界モード制御の昇圧型1石式高力率コンバータに適用すると(下図)、これまでに提案されてきた多数の回路方式の欠点であった部品点数の増加と導通損失の増大を招くことなくソフトスイッチングを実現できます。

詳しい内容: 「20170331-1.pdf」をダウンロード
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2017年3月20日 (月)

第5回 舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座のご報告

 一昨日、予定通り第5回舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座を実施しました。今回も多数ご参加いただき、PFCコンバータ(高力率コンバータ)について基礎から応用まで詳しく説明させていただきました。有り難うございました。
今回の詳細内容: 「20170320-1.pdf」をダウンロード

次回は夏休みに実施します。詳細は5月の初めに案内します。

2017年1月18日 (水)

高力率コンバータの基本となる回路方式と制御方式

<読んでほしい人:パワエレ初心者>
 高力率コンバータ(PFCコンバータ)は1990年代に開発が始まり、非常に沢山の回路方式が提案されています。今なお多数の回路方式が研究されています。沢山の回路方式は昇圧型・昇降圧型・降圧型の3種類に分類されます。制御方式は連続モード・不連続モード・境界モードの3種類があります。今回の技術メモではこれら3種類の回路方式と制御方式の基本的な組み合わせと特徴を説明します。
 なお、3月18日開講予定の第5回舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座「PFCコンバータの基礎から応用まで」では、高力率コンバータの多数の回路方式を体系的に整理して紹介し、それぞれの用途に最適の回路が選択できるように説明します。この分野に興味のある方はご参加下さい。

詳しい内容: 「20170118-1.pdf」をダウンロード

2017年1月16日 (月)

昇降圧型高力率コンバータの入力電流とリアクトル電流

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 高力率コンバータは昇圧型、昇降圧型、降圧型の3種類がありますが、そのうち下図に示す昇降圧型はリアクトル電流不連続モードで使用すると、簡単な制御で入力電流を完全な正弦波に制御することができ、広く使用されています。この方式は平地研究室技術メモNo.20120626において紹介しており、動作原理と入力電流波形計算式などを説明しています。
 昇降圧型高力率コンバータはリアクトル電流境界モードでも動作させることができます。この場合は入力電流を完全な正弦波に制御することはできませんが、その替わり、リアクトル電流のピーク値を抑制することができ、リアクトルの小型化や効率の向上が期待できます。本技術メモでは、昇降圧型高力率コンバータにおいて、リアクトル電流不連続モードと境界モードの双方の場合について入力電流とリアクトル電流の計算式を導出します。さらに、その計算式を用いて波形を描画できる表計算ソフトのワークシートを提供します。
詳しい内容 → 「20170116-1.pdf」をダウンロード
波形描画用ワークシート → 「20170116-2.xls」をダウンロード
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2016年12月28日 (水)

PFCコンバータの高周波ノイズ等価回路

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 PFCコンバータ(高力率コンバータ)は(a)の昇圧チョッパ方式が標準的な回路方式となっており、広く普及しています。しかし、全波整流回路での電力損失が無視できないので、効率改善のために(b)のブリッジレス方式も使われるようになりました。一般に、ブリッジレス方式は昇圧チョッパ方式に比べて電力効率は高いものの、高周波ノイズは大きいと言われています。本技術メモでは両者の高周波ノイズ等価回路を検討し、両者のノイズ特性を比較します。
詳しい内容 → 「20161228-1.pdf」をダウンロード

 なお、2017/3/18開講予定の第5回舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座「PFCコンバータの基礎から応用まで」ではさらにいろんな回路方式の比較検討結果を報告の予定です。

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2016年12月 1日 (木)

第5回 舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座のご案内

1.PFCコンバータの基礎から応用まで
2.ソフトスイッチングの最新技術動向

日時:2017年3月18日(土)14時~17時
場所:メルパルク京都(JR京都駅前)
詳しい内容と申し込み方法 → 「20161201-1.pdf」をダウンロード

【内容】 PFCコンバータ(高力率コンバータ)は1990年代に広く研究され実用化されました。近年車載充電器とLEDドライバという新しい用途が出現し、再び注目されています。本公開講座では基礎から応用までを詳しく説明します。さらに最近の内外の研究開発動向を紹介します。
 ソフトスイッチングは相変わらず新しい回路方式、制御方式が多数発表されています。本公開講座では最近の内外の研究成果を紹介します。

2016年11月30日 (水)

電気回路の基本:三相交流の基礎

<読んでほしい人:電気系以外の高専生と大学生>
 高専や大学の電気系の学科でも最近は三相交流をあまり学習しない所もあるようです。しかしながら電力のほとんどは三相交流で発電、送電、配電されており、工場は三相交流で動いており、交流モータも三相交流で回転しています。したがってパワエレの世界でも三相交流は重要です。ここでは最低限知っておかねばならない三相交流の基礎を説明します。

詳しい内容 → 「20161130-1.pdf」をダウンロード

2016年11月29日 (火)

電気回路の基本:ベクトル図の描き方

<読んでほしい人:電気系以外の高専生と大学生>
 正弦波の電圧電流は大きさや位相をベクトルを使って視覚的に分かり易く描画することができ、パワエレの世界でも良く使います。パワエレの世界では電圧電流が非正弦波であることも多いですが、その場合も基本波成分に注目してベクトルを用いて解析することがあります。

詳しい内容 → 「20161129-1A.pdf」をダウンロード

2016年10月14日 (金)

舞鶴高専がパワエレ教員を募集(企業技術者を歓迎します)

募集は締め切らせていただきました。(2016/12/7)

 舞鶴工業高等専門学校 電気情報工学科がパワーエレクトロニクスを専門とする電気系教員を募集しています。募集要項はこちらです:教員の募集
以下に該当する方は是非応募を検討下さい。

1.修士(工学)の学位を有する方
博士の学位は無くともOKです。舞鶴高専に赴任後、博士学位を取得下さい。電気情報工学科が応援します。研究には平地研究室の実験設備を使用できます。技術サポートします。

2.高専の特徴を良く理解し、高専教育に熱意のある方
高専は大学とは異なる沢山の優れた特長があります。特に高専の技術者教育システムは高く評価されています。しかし、欠点もないとは言えません。高専の特徴を良く理解して応募下さい。ネットで検索するだけでもかなりの情報が得られます。
舞鶴高専電気情報工学科教員の業務内容についてはこちらを参照下さい: 「20161014-1.pdf」をダウンロード

3.実務経験の有る方を歓迎
大学に在籍する博士学位を持つ方も歓迎しますが、修士課程卒業後企業でパワエレ関係の実務を担当している方を歓迎します。会社の仕事もやりがいがあるが、元気な高専生と一緒に好きな研究に励みたい、という方は是非応募下さい。

問い合わせ先
  舞鶴高専電気情報工学科 学科長 竹澤智樹
  E-mail:takezawaアmaizuru-ct.ac.jp(アを@に変更下さい)
  TEL:0773-62-5600(内線:8965)
学校の見学も歓迎します。

2016年10月12日 (水)

2石フォワード型DC/DCコンバータの基本動作

<読んでほしい人:パワエレ初心者>
 2石フォワード型DC/DCコンバータ(下図)は同じフォワード型である1石フォワード型とおおむね同様の動作を行います。しかしながら「ソフトさ」においては1石フォワード型とは大きな差があり、2石フォワード型の方が格段に優れていることを平地研究室技術メモNo.20160131、「DC/DCコンバータの評価指標“ソフトさ”の提案」で説明しました。本技術メモでは2石フォワード型の基本動作を詳しく説明します。

詳しい内容 → 「20161012-1.pdf」をダウンロード
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2016年10月11日 (火)

降圧型高力率コンバータの新しい制御方式のご紹介

 技術メモNo. 20160701とNo.20160804で降圧型高力率コンバータの基本特性と基本動作を詳しく説明しました。不連続モードより境界モードの方がピーク電流が小さく損失を抑制できること、しかし境界モードでは軽負荷に対応できないことを説明しました。よって、負荷の重い時は境界モードとし、負荷の軽い時は不連続モードに切り替える方式が適切です。しかし、境界モードと不連続モードでは制御方式が大きく異なるため切り替え点で特性が不連続となり、動作周波数の急変や出力電圧の変動が発生します。
 そこで、境界モードと不連続モードを切れ目なくなめらかに移行できる新しい制御方式を開発し、パワーエレクトロニクス学会の研究会で発表しました。

パワーエレクトロニクス学会第215回定例研究会(2016/10/8)配布資料: 「20161011-1.pdf」をダウンロード

 この方法では2つのタイマを適切に使用することにより出力電圧の定電圧制御を行うだけで自動的に滑らかに動作モードが切り替わります。例えば負荷が徐々に増加した場合、切り替え点に近づくと位相90度付近がまず境界モードとなり、その範囲が徐々に広がり、やがて全範囲で境界モードとなります。

2016年9月 1日 (木)

フルブリッジ型DC/DCコンバータの偏磁防止用コンデンサの動作

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 フルブリッジ型DC/DCコンバータには偏磁が発生し易いという問題点があります。最も広く使用されている偏磁防止対策は下図のように1次巻線と直列に偏磁防止用コンデンサを挿入することです。今回の技術メモでは偏磁防止用コンデンサの動作を詳しく検討します。なお、偏磁に関する基本的な説明は技術メモNo.20111101 「DC/DCコンバータの偏磁現象の基本」を参照下さい。 

詳しい内容 → 「20160901-1.pdf」をダウンロード

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2016年8月21日 (日)

第4回舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座のご報告

 昨日予定通り第4回舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座を実施しました。多数ご参加いただき、沢山の質問やご意見もいただき、有り難うございました。今回は各回路の原理や特性の説明に加えて最近の内外の研究成果を多数紹介しましたが、数が多すぎて消化不良を感じた方も居られたようです。次回は改善します。
 
----今回の目次----
DC/DCコンバータの4つの回路方式について
① 電流型DDコンの基礎から応用まで
② 双方向DDコンの基礎から応用まで
③ LLC方式の最新の技術動向
④ 位相シフト方式フルブリッジ型の最新の技術動向
 
次回は春休みに実施します。詳細は12月の初めに案内します。

2016年8月 9日 (火)

降圧型高力率コンバータの基本特性

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
前回の技術メモ(No.20160701)では降圧型高力率コンバータに成立する式を導出し、入力電流とリアクトル電流の波形を表計算ソフトで描画させました。入力電流波形とリアクトル電流波形が分かれば、入力電流実効値、入力力率、出力電流、動作周波数なども容易に導出することができ、高力率コンバータの基本特性を理解することができます。

2016年8月 4日 (木)

PSIMcafeのご紹介

Mywayプラス(株)のブログ「PSIMcafe」で平地研究室技術メモで紹介された回路をPSIMでシミュレーションする取り組みが続けられており、これまでに9ヶの回路が解析されています。
平地研究室技術メモでは多数の理論波形を掲載していますが、シミュレーション波形は理論波形とほぼ同じ形になるものの微妙に相違点もあり、参考になります。

PSIMcafeのアドレス:https://www.myway.co.jp/psimcafe/
Mywayプラス(株):パワエレ製品の開発ツールや評価装置を販売しているパワエレ業界では有名な会社。
PSIM:パワエレ分野を得意とする回路シミュレータ。日本ではMywayプラス(株)が販売している。

なお、平地研究室技術メモでは回路シミュレーションは全て「SCAT」で実施していますが、複雑な制御や高度な解析が必要な場合はPSIMが便利です。

2016年7月 1日 (金)

降圧型高力率コンバータの基本動作

<読んでほしい人:パワエレ初心者>
 高力率コンバータには昇圧型、昇降圧型、降圧型の3種類の回路方式があります。昇圧型はいろんな分野で広く使用されており高力率コンバータの標準的な回路方式となっています。昇降圧型はフライバックトランスを用いた回路が数10Wクラスの小容量の高力率コンバータに広く使用されています。降圧型(下図)は従来は特殊な事例を除いてはほとんど使用されて来なかったのですが、近年LED照明の普及と共にLEDドライバ(LEDへの電力供給回路)として広く使用されるようになりました。本技術メモでは降圧型高力率コンバータの基本動作を説明します。

詳しい内容 → 「20160701-1.pdf」をダウンロード
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2016年6月 1日 (水)

双方向DC/DCコンバータの各種回路方式

<読んでほしい人:パワエレ初心者>
 近年、新エネや自動車の分野で双方向DC/DCコンバータが注目されています。平地研究室技術メモでもいろんな種類の双方向DC/DCコンバータを紹介してきました。今回は双方向DC/DCコンバータのいろんな回路方式を整理して紹介すると同時にどのようにすればDC/DCコンバータに「双方向」の機能を与えることができるか説明します。

詳しい内容 → 「29160601-1.pdf」をダウンロード

2016年5月29日 (日)

パワーエレクトロニクスの出前授業

先日、いつもお世話になっているN社様の新入社員を対象にパワーエレクトロニクス入門の出前授業を実施しました。
出前授業の内容: 「20160529-1.pdf」をダウンロード
このような基礎的な内容の出前授業は今の所N社様だけですが、他社でも実施しますので良かったらご依頼下さい。

2016年5月 2日 (月)

第4回舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座のご案内

定員に達しましたので申し込み受け付けを締め切らせていただきました。多数のお申し込みをいただき、ありがとうございました。 (2016/5/24)

<DC/DCコンバータの4つの回路方式について>
① 電流型DDコンの基礎から応用まで
② 双方向DDコンの基礎から応用まで
③ LLC方式の最新の技術動向
④ 位相シフト方式フルブリッジ型の最新の技術動向
日時:2016年8月20日(土)14時~17時
場所:メルパルク京都(JR京都駅前)
詳しい内容と申し込み方法 → 「20160502-1.pdf」をダウンロード

①・・・電流型DDコンは高い昇圧比に適する、入力リプルが小さい、通常のDDコン(電圧型)と双対の関係にある、などの特徴があり、燃料電池・太陽光発電・PFCコンバータ・双方向DDコンなどへの応用に適します。しかしサージ電圧の発生や非線形の制御特性など特有の問題もあり、扱いにくい回路です。平地研究室では電流型のユニークな特徴に注目して10年以上前から研究を続けてきました。今回は電流型の基礎から応用までを詳しく説明します。
②・・・双方向DDコンは近年新エネと自動車の分野で注目されています。多数の回路方式がありそれぞれユニークな特徴を有します。平地研究室ではいくつかの新しい回路方式・制御方式を提案しています。今回は双方向DDコンの基礎から応用までを詳しく説明します。
③④・・・LLC方式は古くからある回路ですが近年急速に応用範囲が広がり、研究成果の報告も増加しています。PSFB(位相シフト方式フルブリッジ型)も古くからある回路ですが、昔から現在まで途切れることなく沢山の研究成果が発表されています。今回はLLCとPSFBの内外の新しい研究成果報告を多数紹介します。
 なお、LLCとPSFBは今回は基礎的な内容は説明しませんので、パワエレ初心者の方は次の技術メモを事前に読んでいただくことを希望します。
No.20140529、「LLC方式DC/DCコンバータの回路構成と動作原理」
No.20110728、「位相シフト方式フルブリッジ型DC/DCコンバータの基本」
No.20110928、「位相シフト方式フルブリッジ型DC/DCコンバータのソフトスイッチングの原理」

2016年5月 1日 (日)

リアクトル電流逆流動作によるチョッパ回路のソフトスイッチング

<読んでほしい人:パワエレ初心者>
 チョッパ回路(下図)は様々な種類の電気製品で広範囲に使用されており、ソフトスイッチングへの要求も強く、昔から非常に沢山のソフトスイッチングの回路方式が提案されています。しかしながら、これまでに提案された回路方式の大部分はあまり実用的とは言えず、ほとんどの電気製品ではいまなお下図のハードスイッチング方式が使用されています。チョッパ回路でソフトスイッチングの実用化が進まない理由の一つはソフトスイッチングを実現するために部品点数が増加することです。そこで、本技術メモでは追加部品なしでチョッパ回路のソフトスイッチングを実現する方法を紹介します。

詳しい内容 → 「20160501-1.pdf」をダウンロード

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2016年4月11日 (月)

電気学会から表彰

次の論文発表が優秀と評価され、電気学会から優秀論文発表賞を受賞しました。 → 「20160411-1.JPG」をダウンロード

小森耕太、平地克也、「フルブリッジ型双方向DC/DCコンバータのサージ電圧抑制方法」、電気学会家電民生研究会資料、HCA-15-019、pp.43-48, 2015

この論文では追加回路なしで制御のみの変更でサージ電圧を大幅に抑制しており、実用的です。

2016年4月 1日 (金)

DC/DCコンバータの回路方式

<読んでほしい人:パワエレ初心者>
 平地研究室技術メモではDC/DCコンバータのいろんな回路方式を説明していますが、順不同で各種の回路方式を取り上げているので、多数の回路方式の全体像が見えにくいと思います。本技術メモではパワエレ初心者のために各種回路方式を整理しました。DC/DCコンバータ回路方式の全体像の理解にご利用下さい。

詳しい内容 → 「20160401-1.pdf」をダウンロード

2016年3月14日 (月)

第3回舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座のご報告

 一昨日予定通り第3回舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座を実施しました。関東や九州など遠方の方も含めて多数ご参加いただき、沢山の質問やご意見もいただき、まことに有り難うございました。
 今回は最初にDDコンとソフトスイッチングの基礎を説明し、その後3つの回路方式を最近の研究動向も含めて詳しく説明しました。盛り沢山の内容で時間オーバーとなり、遠方の方にはご迷惑をおかけしました。参加された方の追加質問や参考文献の送付依頼はプロフィールに記載しているmaizuru-ctのアドレスを使用下さい。

  --- 今回の目次 ---
  DC/DCコンバータの3つの回路方式について
    1.DC/DCコンバータの基礎
  2.ソフトスイッチングの基礎
  3.位相シフト方式フルブリッジ型
  4.LLC方式
  5.アクティブクランプ方式1石フォワード型

詳細内容: 「20160314-1.pdf」をダウンロード

次回は夏休みに実施します。

2016年2月12日 (金)

LLCコンバータのソフトスイッチング成立領域の詳細な検討

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 LLCコンバータ(下図)は簡単な回路構成で質の高いソフトスイッチングが実現できます。しかしこのソフトスイッチングは常に成立するわけではなく、一般的に出力電圧がピークとなる周波数(ピーク周波数)より高周波であれば成立するといわれています。しかし、実際にはピーク周波数より高周波であってもソフトスイッチングが成立しない領域があります。本技術メモでは、このソフトスイッチングが成立しない領域の発生原因を詳しく説明します。

詳しい内容 → 「20160212-1.pdf」をダウンロード

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2016年1月31日 (日)

DC/DCコンバータの評価指標「ソフトさ」の提案

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 DC/DCコンバータの回路方式を評価する場合、「ハードスイッチング方式」「ソフトスイッチング方式」と2者択一のラベル貼りをすることはあまり意味がなく、各スイッチ素子のスイッチングがどの程度ソフトであるか詳しく評価する必要があります。この評価を回路の「ソフトさ」の評価と呼びたいと思います。ソフトさは数字で表すことは困難ですが、各種回路方式のソフトさの比較は可能です。ソフトさという評価基準を用いると各種回路方式の特徴をより鮮明に把握することができます。

詳しい内容 → 「20160131-1.pdf」をダウンロード

2016年1月 7日 (木)

通常のフルブリッジ型DC/DCコンバータのサージ電圧発生メカニズム

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 前々回の平地研究室技術メモ(No.20151018)において位相シフト方式フルブリッジ型DC/DCコンバータのサージ電圧について説明しました。今回は位相シフト方式ではなく、通常のフルブリッジ型DC/DCコンバータのサージ電圧発生メカニズムを説明します。この方式はいわゆるハードスイッチング方式ですが、適切に設計すれば位相シフト方式と同様に1次側のスイッチ素子のサージ電圧はほぼ完全に抑制することができます。2次側の整流ダイオードには位相シフト方式とほぼ同じメカニズムでサージ電圧が発生します。

詳しい内容 → 「20160107-1A.pdf」をダウンロード

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2015年12月 1日 (火)

第3回舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座のご案内

ご好評をいただいております舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座を下記のように計画しました。お申し込みをお待ちしております。

 今回は回路方式を3つに絞って深く掘り下げて説明したいと思います。
各回路方式について、動作原理の詳細、回路固有の特徴的な動作、励磁電流の役割と弊害、設計上の注意事項、最近の研究開発動向、などを詳しく説明します。
また、今回は事前のご質問とご意見をうけたまわりたいと思います。
当日の説明内容にご質問とご意見を反映させたいと思います。
(簡単な質問にはすぐに回答します)。
よろしくお願いいたします。

---- 記 ----
内容:DC/DCコンバータの3つの回路方式について
    ①アクティブクランプ方式1石フォワード型
    ②位相シフトフルブリッジ方式
    ③LLC方式
日時:2016年3月12日(土)14時~17時
場所:メルパルク京都(JR京都駅前)
事前質問/ご意見:必要に応じて連絡下さい。

詳しい内容と申し込み方法 → 「20151201-1.pdf」をダウンロード

定員に達しましたので申し込み受け付けを締め切らせていただきました。多数のお申し込みをいただき、ありがとうございました。

2015年11月16日 (月)

電流共振型DC/DCコンバータの昔の常識と最近の動向

<読んでほしい人:パワエレ初心者>
 電流共振型DC/DCコンバータには「ZCSで動作するのでスイッチング損失なし」「共振の途中でスイッチ素子をターンオフさせてはいけない」というような常識があったと思います。しかし近年はこのような常識に反する現象や使われ方が増えてきました。電流共振型DC/DCコンバータの最近の動向を説明します。

詳しい内容 → 「20151116-1.pdf」をダウンロード

2015年10月18日 (日)

位相シフトフルブリッジ型DC/DCコンバータの整流ダイオードのサージ電圧発生原理

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 位相シフトフルブリッジ型DC/DCコンバータはソフトスイッチング可能で高周波ノイズも少ないとされています。確かに1次側のスイッチ素子はソフトスイッチングを実現できますが、2次側の整流ダイオードにはターンオフ時に大きなサージ電圧が発生することがあります。本技術メモではサージ電圧の発生メカニズムを詳しく説明します。

詳しい内容 → 「20151018-1.pdf」をダウンロード

2015年9月25日 (金)

ソフトスイッチングの種類と定義

<読んでほしい人:パワエレ初心者>
 高周波電力変換技術は1970年代に使われ初め、1980年代に電圧共振・電流共振が普及し、さらに1990年代に部分共振が普及しました。部分共振の普及に伴ってソフトスイッチングという言葉が定着しましたが、その定義が研究者によって異なり、やや混乱状態となりました。そこで電気学会では下図のようにソフトスイッチングの明確な定義を定めました。電気学会の定義はスイッチング損失には甘く、サージ電圧・サージ電流には厳しいと言えます。

詳しい内容 → 「20150925-1.pdf」をダウンロード
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2015年9月 6日 (日)

LLC方式DC/DCコンバータにおけるソフトスイッチング失敗のメカニズム

<読んでほしい人:パワエレ技術者>
 平地研究室技術メモNo.20140529でLLC方式DC/DCコンバータ(下図)の回路構成と動作原理を説明ました。LLC方式は過負荷時にソフトスイッチングが実現できなくなることが知られています。今回の技術メモでは過負荷時ソフトスイッチング失敗のメカニズムを詳しく説明します。一般にDC/DCコンバータでは変圧器の励磁電流を使ってソフトスイッチングを実現している場合が多く、また多くの回路では励磁電流が変圧器の2次側に転流することによってソフトスイッチング失敗となります。LLC方式もやはり励磁電流の2次側への転流によってソフトスイッチング失敗となります。

詳しい内容 → 「20150906-1.pdf」をダウンロード

20150906

2015年7月20日 (月)

電気回路の基本:電力と実効値

<読んでほしい人:電気系以外の高専生と大学生>
 前回および前々回の技術メモ(No.20150707とNo.20150525)に続いて電気回路の基本の説明です。これで電気回路の基本は一応完了です。

詳しい内容 → 「20150720-1.pdf」をダウンロード

2015年7月 7日 (火)

電気回路の基本:正弦波交流の計算方法

<読んでほしい人:電気系以外の高専生と大学生>
 前回5月25日の技術メモに続けて電気回路の基本の説明です。電気系以外の高専生と大学生および卒業生のために作成しました。数学の基礎は学習済みで、微積分、三角関数、角周波数、複素数などは使えるが、電気回路の知識はオームの法則だけ、という人が容易に理解できるように記載しています。

詳しい内容 → 「20150707-1.pdf」をダウンロード

2015年6月 2日 (火)

第2回 パワーエレクトロニクス公開講座のご案内

前回の舞鶴高専パワーエレクトロニクスの公開講座「ソフトスイッチングの基礎から応用まで」には多数ご参加いただき、有り難うございました。第2回舞鶴高専パワーエレクトロニクスの公開講座を以下の内容で計画いたしました。DC/DCコンバータの基礎から応用まで分かりやすく解説します。最近の研究開発動向も説明します。お申し込みをお待ちしております。

内容: DC/DCコンバータの基礎から応用まで

日時:2015年8月22日(土)14時~17時

場所:メルパルク京都(JR京都駅前)

詳しい内容と申し込み方法 → 「20150602-1.pdf」をダウンロード

定員に達しましたので申し込み受け付けを締め切らせていただきました。多数のお申し込みをいただき、ありがとうございました。

昨日予定通り第2回舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座を実施しました。多数ご参加いただき、沢山の質問やご意見をいただき、まことに有難うございました。次回は春休みに実施したいと思います。(2015/8/23)

2015年5月25日 (月)

電気回路の基本:コンデンサとリアクトルの電圧と電流の関係

<読んでほしい人:電気系以外の高専生と大学生>
 最近は電気を用いるほとんどの分野でパワーエレクトロニクスが使用されるようになり、パワエレ技術者が不足しているようです。機械系や情報系など電気系以外の出身者がパワエレを勉強しなければならない場合もよくあるようです。今回の技術メモは電気系以外の高専生と大学生、および卒業生が電気回路の基本を学習するために作成しました。

詳しい内容 → 「20150525-1.pdf」をダウンロード

2015年5月 1日 (金)

部分共振定番方式

<読んでほしい人:パワエレ初心者>
 近年、部分共振がソフトスイッチングの主流となっています。部分共振にはいろんな方式がありますが、1つだけ広く普及している方式があります。
ターンOFF: コンデンサで電圧の立ち上がりを遅らせてZVS。
ターンON: リアクトルでコンデンサの電荷を引き抜いてZVS。
という方式です。今回の技術メモではこの方式を詳しく紹介します。この方式は特別な名前は付いていませんが、ここでは「部分共振定番方式」と呼ぶことにします。

詳しい内容 → 「20150501-1.pdf」をダウンロード

2015年3月24日 (火)

LED照明用高力率コンバータ

<読んでほしい人:パワエレ初心者>
 ここ2,3年の間にLED照明が急速に普及しています。すでに新築住宅の照明はほとんどLEDになったようです。リモコンで色と明るさを自由に調整できる機種もあり、実際に使ってみるとちょっと感動します。少々高くてもLEDを買ってしまいます。LED照明には高力率コンバータ(PFCコンバータ)が必要ですが、LED照明用ドライバーICと称して様々な種類の高力率コンバータ制御ICが市販されています。いずれ少数の有力な方式に収れんすると思いますが、当面は多数のメーカーの開発競争が続きそうです。

詳しい内容 → 「20150324-1.pdf」をダウンロード

2015年3月15日 (日)

舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座のご報告

昨日予定通り舞鶴高専パワーエレクトロニクス公開講座 「ソフトスイッチングの基礎から応用まで」 を実施しました。多数ご参加いただき、熱心に聞いていただき、貴重なご意見やご質問もいただき、まことにありがとうございました。次回は夏休みに実施します。詳細が決まりましたらこのホームページで案内いたします。

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